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    明けましておめでとうございます。

    一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会中国支店の矢崎早人です!
    (矢崎の詳細プロフィールはこちら! http://china.a-solsh.com/staff_details04.html
    この定期カイゼン通信は上海から発信させていただいております。

    お正月はゆっくり過ごせましたか?
    2015年は節目の年と言われていますね。戦後70年、阪神淡路大震災およびオウム地下鉄サリン事件から20年、日航機墜落事故から30年など、、、
    日中関係で言えば、2014年10月に日中首脳会談が実現してから、中国人訪日客が激増しているそうですね。円安の恩恵もあって買い物客が多いのでしょう。
    今年は日中の更なる歩み寄りに期待したいですよね。
    一方、中国経済は成長が鈍化して7%台前半だ!などと少しネガティブな表現を耳にします。
    特に日本にお住まいの方の認識は総じてその傾向が強いように感じます。
    確かに二桁成長を続けてきた中国経済は「新常態(ニューノーマル)」という経済理念を打ち出して安定成長期への移行を進めています。
    でも成長率が7%台前半で成長が鈍化したとは言っても、成長額で言えばすごい金額になっているわけです。
    例えば2002年はGDPの伸び率が9%台で成長額は約1兆元でしたが、2013年は伸び率が7%台前半で成長額は約4兆元です。
    まだまだパイの大きな国であるという認識は持っていていいと思います。

    ところで、私が毎日通勤時に聞いているFM87.9局の音楽番組タイトルは“This is The Biggest Countdown in the World”といいます。
    最初は大げさな表現だなぁと思っていたのですが、よく考えてみると確かに人口が一番多い国なので、中国での一番はすなわち世界で一番と言えるんだなと、妙に納得してしまいます。
    2014年1月発表の中国の人口は13億6千万人らしいですが、中国人の間ではもう15億人は超えているとも言われています。。。
    すごいですよね、、、誤差が日本の人口よりも多いというアバウトさ。
    最近、日本の経済産業省の審議会などで話題になっている「人口ボーナス期とオーナス期」というお話をご存知ですか?
    人口ボーナス期とは、労働力人口がたくさんいて高齢者と子供が少ない人口構成になっている国の状態を意味します。
    一方、人口オーナス期とはその逆で、労働人口が少なくなって高齢者など支援を受ける側の人が増えている国の状態となります。つまり少子高齢化社会ですよね。
    オーナスとは負荷や重荷という意味だそうです。

    日本は1990年に人口ボーナス期が終わったと言われています。そして、中国は今年あたりに終わるのだそうです。
    人口ボーナス期は労働力人口が多く、また人件費も安いので、労働集約型の産業が発展します。世界中から多くの資本が集まり、その国の経済が発展します。そして、稼いだお金をさらに投資して重工業産業を発展させていくのが成功のパターンだそうです。
    中国は世界の工場と呼ばれるような経済成長を遂げてGDPで世界第二位になりましたよね。
    そして、経済が発展し豊かになると、親が子どもに投資してその子が高学歴化します。そうなると人件費が上がり、安い労働力が集まらなくなるので、世界からの投資も少なくなっていきます。つまり、経済成長が鈍化していくという流れだというわけです。
    確かに中国は一人っ子政策で子どもの数が抑制されてきたという特殊事情に加えて、ここ数年は農村から都市への流動人口が少なくなり、生産、物流現場で働く人を確保するのが難しくなっていますよね。また、少しでも高い給料のところに人が移ってしまい、定着 率も低いという問題がありました。
    中国で生活をしていると、まさに人口ボーナス期から人口オーナス期への移行を迎えていることが実感できます。
    さらに、この人口ボーナス期というのは、一つの国で一回しか訪れないと言われていますので、これまで中国でやってきた労働集約型のモデルを続けるには、もうインドなどの他の国に行くしかないかもしれませんね。
    人口ボーナス期から人口オーナス期への転換期にどう対応するべきなのか?
    まさにこの15年間、日本が経験してきたことが役立つのではないでしょうか。

    当研究会は、中国の生産、物流現場のカイゼンを支援しておりますので、この2015年は非常に大きなターニングポイントになるのではないかと考えています。

    今回は年明け第1号の通信でもありますので、2015年の中国の現場カイゼンがどこへ向かうのか?を私なりに整理して、3つの方向性をご提言したいと思います。

    (1)「お前の代わりは他にいない」という現場運営を進める
    安い人件費でたくさんの人を集められる状況下では、「お前の代わりはいくらでもいる」という強気な経営ができました。
    しかし、安くて若い労働人口が集まりにくくなった昨今、もうそういうことは言えなくなりましたよね。
    私たちも現場カイゼンを進める際に、現場作業者がいつ替わってもいいように現場の作業標準を定めて、人に依存しないような現場づくりをしましょう!と指導してきました。

    人口オーナス期の中国では、現場作業者の付加価値を高めて、そう簡単には人が替わらないような現場運営を進めていく必要があると思います。
    ただ、誤解しないでいただきたいのは、これは人に依存する現場づくりを進めるということではありません。
    私がご提案したいのは、一人当たりの生産高の大幅アップです。つまり、少ない人数でたくさんの成果を上げられるような現場運営です。
    トヨタ生産方式でいうと、一人の現場作業者がいくつもの工程や業務を担えるような「多能工」の育成になります。
    また、中国の生産、物流現場はこれから自動化設備の導入が本格的に進んでいくと思いますが、それらをできるだけ少ない人数で回していくような人材が求められますね。
    トヨタ自動車では、100台の加工機を10人で回しているそうです。
    当然、そのような人材の給料は今よりも高くなるはずです。

    (2)細部にこだわった現場づくりを進める
    トヨタ生産方式というと、5Sやムダ取りなど、できるだけシンプルな現場づくりを進めるイメージが強いのではないでしょうか?
    私もそのような印象を持っておりました。

    しかし、私がこれまで接してきた元トヨタ自動車のカイゼン指導の先生方は、現場づくりの際にそのデザイン性を非常に重視していることがわかります。

    どのような作業台をつくるのか?
    部品や材料の供給をどのように行うか?
    ラインをどう構築するか?
    全体の動線とレイアウトをどう構成するか?
    などなど

    トヨタ生産方式という理屈は同じでも、その現場をつくるときの想いや感性によって結果が違ってきているのです。

    ここでいうデザイン性というのは装飾という意味ではありません。
    現場で行う作業やモノの流れについてどれだけ深く考えて機能的に、そして美しく配置するかという点が問われているのです。
    「形だけでなく、現場に魂を込めろ」という表現をする先生もおられます。

    中国の現場というのは、良くも悪くもおおらかなので、あまり深く考えずに安直に進めてしまう傾向があります。これからはそうではなく、もっと繊細な視点で現場づくりを進めるべきです。

    なぜかというと、これからの中国の製品やサービスは、もっと精度を上げて、品質を良くしていかないと勝ち残れないからです。価格競争の波にのまれてはいけません。
    建築家のミース・ファン・デル・ローエが言ったとされる「神は細部に宿る」がポイントになると思います。

    (3)管理者育成だけでなく、経営者育成を進める
    当研究会の進める現場カイゼン指導は、「自らカイゼンできる管理者の育成」を基本コンセプトとしてきました。
    当研究会だけでなく、中国での管理者育成の必要性はかなり前から認識されていて、管理者養成のセミナーや研修の広告メールが毎日大量に送られてきます。

    ただ、その広告メールの内容を見ると、知識やスキルを身につけるタイプのカリキュラムが中心になっているようです。
    中にはラオバン(中国語でいうトップのこと)を対象とした研修メニューもありました。
    どんな内容なのか、ちょっと覗いてみると、
    「自分が何をなすべきかわかっている人間は全体の5%しかいない、90%以上の人は誰かに指示されないとわからないんだ。だから、トップとして彼らを導いてあげよう!」
    などと教えているようです。

    確かに、中国の会社組織の中でラオバンの持つ権限は大きく、また強いリーダーシップが求められますが、今の社員はそんなに盲目だとは思えないですね。
    特に日系企業では、数年単位で交代する駐在員トップの下に実質的に現地組織をリードしているローカルスタッフが存在していることが多いです。

    そのような事実上のリーダーの教育って、実はあまり進んでいないような気がします。
    管理者としてだけ期待するのではなく、経営者としての枠組みを用意し、いずれはその人たちに権限を移譲していくことが重要ではないかと思うのです。
    なぜかというと、一人ひとりの生産性が高まるということは、それだけ価値観が多様化し、ますます社会の変化への対応が重要になります。そのような中でたった一人のラオバンの能力だけで業績を上げていくのは限界があると思うのです。
    ラオバンと同じ目線で考え行動し、意思決定できる人材を教育し、会社のコアを固めていくことで、将来的な会社の発展につながっていくと言えるのではないでしょうか?

    よく中国人は日本人に比べて商売上手だと言われます。
    確かに価格交渉を含めた営業面は本当に強いと感じます。
    では、それが経営上手かというと、必ずしもそうとは言い切れないですね。

    経営は営業だけではありませんので、その他の弱い部分を補強してあげられるような人材育成を進めていければいいと思います。

    以上、2015年の現場カイゼンはどこへ向かう?と題しまして、今年第1号の定期カイゼン通信をお送りさせていただきました。
    長文になってしまい誠に申し訳ありませんでした。

    今回の内容に対するご意見やご感想などがありましたらぜひこのメールに返信いただけたら嬉しいです。

    それではまた、皆さまのお役に立ちそうな情報があったら配信させていただきますね。
    今年もどうぞよろしくお願い致します。

    一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
    矢崎早人

    ==== この定期カイゼン通信の目的 ========
    この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務 カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。

    コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
    当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。

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